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Wi-Fi(無線LAN)と有線LAN

LAN「Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)」というと、会社や学校などで使用される大規模なネットワークをイメージされる方が多いのですが、家庭用のWi-FiもLANの一種です。Wi-Fi(無線LAN)とは、LANケーブルを使用せずに機器同士を接続するものです。

最近はWi-Fi(無線LAN)を使用するケースが増えています。パソコンを使用していなくても、スマートフォンでご自宅の光回線を利用したり、プリンタで写真を印刷したりされたことのある方も多いと思います。しかし、立地条件、建物の構造などの理由で、Wi-Fiでは電波が届きにくい場合もあります。電波が届きにくいと通信速度が遅くなってしまいます。この場合は、有線LANを使用してWi-Fiのアクセスポイント(ルーター)を増やすのが効果的です。有線LANの敷設工事を行うことで、建物全体にネットワークを構築することができます。同じ敷地内であれば、別棟でも快適にインターネットを使用できるようになります。

市販されている家庭用ルーターの場合、機種によっては複数の機器(スマホなど)で同時に通信をすると、通信速度が遅くなってしまうものもあります。特に動画配信サイトはデータの量が多く、例えば、リビングのテレビで映画を、奥様がキッチンでレシピ動画を、お兄さんがオンライン授業を、お子さんがお部屋でYoutubeを等々、ご家族がみんなで使用されているとさらに通信速度が低下することもあります。

このような場合でも、複数のWi-Fiのアクセスポイント(ルーター)を使用することで、通信速度の改善につながります。

ネットワークの分離

事務所や店舗の場合、来客者様にもWi-Fiを使えるようにしたいものです。

そのまま、事務所内のネットワークにつないでしまうとセキュリティの問題があります。ネットワークを社内PC用と来客者様、従業員様用に分けて相互に通信ができないようにすることで、安全に使用することができます。

同じように、社内LANでも例えば、一般職用PCと経理用PCで通信ができないようにすることもできます。万が一、ウイルス感染等があった場合でも、重要なPCへの影響を減らすことができます。

有線LANは、Wi-Fi(無線LAN)に比べて通信速度が速くて安定しています

有線LANは通信速度は速くて安定していますが、LANケーブルを配線する必要があるので、場所によってはLANケーブルが邪魔になってしまうこともあります。LANケーブルの配線が可能なのであれば有線LANでの接続をお勧めします。特に、プリンターは他の機器に比べて、Wi-Fiの性能が低い機種が多いので有線LANで接続したほうが安定して使用できます。

LANケーブルの配線は、壁の中にケーブルを配線する「隠ぺい配線」が理想なのですが、建物の構造、壁の種類によっては、壁の中にケーブルを入れることができない場合もあります。この場合は「モール」と呼ばれる配線カバーを使用して、敷設工事を行います。

フロアレイアウトの検討

機器の設置場所が決まらないと配線方法も決められません。まずは、機器のレイアウトを決定しましょう。
Wi-Fi(無線LAN)で接続する機器は、自由に移動することができますが、有線LANで接続した機器は移動する際に、LAN配線の変更が必要になってしまいます。ルーターやアクセスポイント、プリンターなどの設置場所はよく考えましょう。

リフォームのご予定がある場合は、壁内に配管を入れておくと後でLAN配線を行うのも楽になります。ご検討ください。

ご相談いただければ、ご予算に合わせて配線方法も含めご提案いたします。

通信トラブル対応、配線の整理

LAN工事といっても、新規の工事だけではありません。通信トラブルや配線の整理も承ります。

LANケーブルに傷がついたり長すぎたりしている、LANケーブルや通信機器の規格が古い、
こういったものが原因で通信トラブルが発生する場合も多くあります。

他にも
・レイアウト変更を繰り返しぐちゃぐちゃになってしまったLANケーブルの整理したい。
・どの機器がどこにつながっているのかわからない。
・前任者が退職してしまい、通信トラブルが発生しても原因がわからない。

このような場合も、ご相談ください。

料金

フロアのレイアウト、必要な機器によってだいぶ変わってきます。
一般のご家庭ですと、¥15,000~25,000-(機器代別)、事務所ですと¥20,000~(機器代別)が目安となります。

お見積りだけでもご相談ください。